【やさしい文法解説】時・条件を表す副詞節の動詞は現在形!

例:If it is sunny tomorrow, I will go on a picnic.

「明日晴れたらピクニックにいくつもり。」

この文って、未来の事を話しているのに動詞が現在形なんだよね。

確かに、it is sunny tomorrow って言ってるね。

文法的に間違ってるってこと?

これはこれで正しいんだ。

「時・条件を表す副詞節」ってやつだよ

この記事で分かること

・「時・条件を表す副詞節」とは何か

・「時・条件を表す副詞節」の正しい動詞の形

ちなみに、if =仮定法とは限りません。

さっきあげた例文も仮定法ではないよ

仮定法と直説法の違いについては以下の記事で説明しています。

副詞節って何?

まずは、節(せつ)と句(く)について簡単に説明するね。

節とは

節⇒主語・動詞がある語のまとまり

例:I think that you are right.

”I think”の部分は主語(I)・動詞(think)があるので節です。

一番メインとなる文ということで主節とよばれます。

”that you are right”の部分には主語(you)・動詞(are) があるので節です

that から始まるので that節と呼ばれることがあります。

句とは

句⇒主語・動詞がない語のまとまり

例:There is a pen on the desk.

”on the desk” の部分は主語も動詞もありませんので、句です。

さらに、前置詞 on から始まるので前置詞句と呼ばれます。

また、副詞の働きをしているので副詞句とも呼ばれます。

副詞って何?

副詞とは、ざっくり言うと動詞・形容詞・文全体に説明を補うものです。

例:I play soccer here. (副詞はhere)

hereは「サッカーをするのはどこなのか」という説明を補っています。

詳しくはこちらの記事で説明しています。

時・条件を表す副詞節の例

例1:Come back before it gets dark. (暗くなる前に帰ってきなさい)

例2:I will call you when I arrive at the hotel. (ホテルに着いたら電話するね)

主節で示される行動を起こすタイミング・条件を伝えるのが「時・条件を表す副詞節」です。

例1解説

例1:Come back before it gets dark. (暗くなる前に帰ってきなさい)

Come back 「帰ってこい」と命令していますね。

この「帰る」という行動を起こすタイミングが before it gets dark. 「暗くなる前」という訳です。

タイミングを示す部分は、未来の事でも現在形で表現します。

例2解説

例2:I will call you when I arrive at the hotel. (ホテルに着いたら電話するね)

こちらはI will call you(電話するよ)と言っていますね。

この「電話をする」タイミングが when I arrive at the hotel.(ホテルに着いたら・着いたとき)ということです。

まだホテルには着いていない(=未来のこと)ですが、時・条件を表す副詞節なので現在形にします。

二つの文を比較しよう

例1:Please tell me when he comes.

例2:Please tell me when he will come.

この2つの文の違いは何でしょう?

when で始まる節の動詞の形が違うね

うん。

動詞の形に注目するのが大事なポイントだよ

時・条件を表す副詞節と間接疑問文の違い

例1の文章は、今まで説明してきた「時・条件を表す副詞節」の文です。

例1:Please tell me when he comes.

彼が来たら、私に教えてください)

「彼が来る」というタイミングになったら「わたしに教えてください」ということです。

行動のタイミング・条件を伝えています。

関節疑問文

例2の文章は間接疑問文です。

例2:Please tell me when he will come.

彼がいつ来るか私に教えてください。)

関節疑問文は、簡単に言うとフツーの文と疑問文を足したものです

関節疑問文はこんな感じ

I know .(私は知っている。) + What is it ? (あれは何?) = 

I know what it is.(あれが何なのか私は知っている。)

例2の文章も疑問文とフツーの文をくっつけたものです。

例2:Please tell me when he will come. =

Please tell me(私に教えてください) + When will hw come ?(彼はいつ来ますか?)

大事なポイントは、動詞の形が未来形になっている点に注目することです。

まとめ

時・条件を表す副詞節では未来の事でも現在形であらわす

これを覚えていってね!

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