
副詞ってなんかよく分かんないんだけど

気持ちはわかる。
英語の品詞は数あれど、一番ナゾなのが副詞だよね。
この原因は多分、副詞の「その他大勢の寄せ集め感」だと思うんだ。
この記事を読むと、英語の【副詞】がどのようなものか理解できます。
動詞に説明を加える副詞

まず押さえてほしいのが「副詞は動詞に説明を補う」ということ!
これをさらに4つのパターンで説明していくよ
1・動作が「どんな感じ」なのか説明するパターン
2・動作が「どういった頻度」で行われるか説明するパターン
3・動作が「いつ」行われるか説明するパターン
4・動作が「どこで」行われるのか説明するパターン

めっちゃあるやん
「どんな感じで動作するのか」説明するパターン
例 I can run fast.(私は速く走ることができる)
この例文の副詞は “fast”です。
この文では “run” という動詞に説明を添えています。
ただ「走る」といってもどんな感じに走るのか色々表現できますよね。
『fast 速く・slowly ゆっくり・happily 喜んで・reluctantly 嫌々・hard 熱心に』 などなど
これらはみな【副詞】として動作がどんな具合で行われるのか説明を加えてくれます。
動作の頻度を表すパターン
例 I sometimes swim. (私は時々泳ぎます。)
この例文の副詞は “sometimes” です。
“swim” 泳ぐという動作をどれくらいの時間間隔(頻度)で行うのか説明しています。
このパターンの例としては
『usually 普段・ always いつも・ never決して~ない・ rarely めったに~ない 』等があります。
「その動作をいつ行うのか」説明するパターン
例 I met him today. (今日、私は彼に会った。)

この例文の副詞は ”today” だよ

あれ、today って副詞なの?

この場合はね。
名詞として使われる場合もあるよ。
例 Today is my birthday.(今日は私の誕生日)
この文の ”today” は名詞です。

え~
そういうのやめてよね

綴りも読み方も同じ単語が、違う品詞として使われることはあるよ。
無意識に使ってるものも結構あるんじゃないかな
例えば hard は形容詞・副詞どちらにも使えるよ。
例 It is hard. (それは難しい)
この例文の “hard” は形容詞です。
例 I study hard. (私は熱心に勉強する)
こちらの”hard” は副詞です。
※もし上記の例文で副詞・形容詞が判別できない場合は、文型(SVOC)について勉強してみるとわかりやすくなると思います。

today みたいに【違う品詞として使われても意味がほぼ変わらない】ものもあれば、hard みたいに意味が変わるものもあるよ。
動作がどこで行われるか説明するパターン
例 I’ll stay here. (私はここにいるつもりです。)

副詞は”here” だね。
このパターンの例として『そこで・へ・に there / 海外で・へ・に broad / 外で・へ・に outside』などがあります。

『でへに』が気になるんだけど
これ必要?

いいツッコミだね~
じゃあ下の例をみてよ
例1 I go to the park. (私は公園へ行きます。)
例2 I go there. (私はそこへ行きます。)

似たような文だけど、例2の “there” には”to” が付いていないよね。

本当だ。
go to thereにしないの?

“to”は要らないんだ。
なぜなら”there” は副詞だから!
例1 I go to the park.
例2 I go there.

to に相当する「へ」が there には含まれているんだね。
他にも
go abroad (海外へ行く)
study abroad (留学する)
come inside(中に入る)
などの使い方があります。

動詞は英語で【verb】っていうんだけど、副詞は英語で【adverb】なんだ。
動詞との関わりを感じられるんじゃないかな
そのほかのパターン

【動詞に説明を添える】以外のパターンで、あと二つ紹介していくよ

まだあるの?!

最初に【その他大勢の寄せ集め感】って言ったのが、これで分かってもらえるかな?
残り二つ、サクッといってみよう
文全体に説明を添えるパターン
例 Surprisingly everyone was safe. (驚いたことに、全員が無事だった。)

副詞は surprisingly

「全員が無事」っていう文全体に対して、「驚くべきことだ」っていう説明が加えられているんだね。
形容詞に説明を添えるパターン
例 I am very happy. (私はとても幸せです。)

副詞は very

happy という形容詞に「とても」という説明を加えているんだね。
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